第一回 ボーレタリア王城 1-1      
「激突! 赤眼先生!」A




謎の高級装備騎士・オストラヴァを見送り(「あの装備全部でいくらだ!?」とか考えてたら見失った)、俺は城壁の上を進む。
途中に鉄球が転がる坂道もあったが華麗に回避、奴隷兵やら弓兵やらをまとめて倒す。
いいねえ俺、この調子なら肉体の復活もすぐじゃね、って思った矢先――

KSYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!

どでかい飛竜が空に舞い、城壁上の通路で槍兵と戦う俺にそのどでかい口を開けて高温の炎を――

KSYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!




  < YOU DIED >



再挑戦。
「……あの竜倒せるってマジっすかっっーーー!!」
絶叫しながら、俺は城壁を全速力でダッシュした。
ソウルの回収はあきらめた。
無理だっつぅのあんなの。
いやあ、ドラゴンスレイヤー(竜殺し)ってほんとすげぇわ。
竜のブレスを逃れた俺は、城壁そばの塔にあったたレバーを引き、王城の正門を開けることに成功し――!?



GAKYOOOOOOOOOOOOOOONNN!




……おーい、城門の暗ーい中からなんか飛んで来ましたよー。
正門の真正面に、なんか突き刺さってます。
なにあれ?
銛?
デカくね?
えらく凶悪な形の『返し』がついてんぞおい。
王城の正門に降り立った俺は、視界を遮る霧の中をおそるおそ入っていった……。





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